ポウレのメジャー7th旅情

都会の夜景を映す水たまり...そんな世界観

早稲田祭運営スタッフを経験して...後編

どうも、ポウレです。

前回の「早稲田祭運営スタッフを経験して...前編」では、多くの方に記事を読んでいただき大変嬉しく思っているところでございます。

 

特に、現役運スタの方々に記事のリツイートをしていただいたことで、多くの運スタに読んでいただいたのかと思うと、気が引き締まります。

今回は大学2年になった私の運スタ生活についてお話しさせていただきます。(本当に色々なことがあった1年間でした...)

今回述べることは、あくまで当時の運スタのことで、今の運スタのことを言っているわけではありませんし、運スタを悪く言うつもりも毛頭ありません。(運スタは自分にとって最高のサークルだったと思っています)

加えて、これは私の個人的な感想であるので、「私が正しい」とは思っていませんし、価値観を押し付けるつもりもありません。

 

それだけはご承知おきの上、今回も温かい目で読んでいただければ幸いです。

 

運スタにとって大学2年とは「役職を任され、仕事に責任が伴う年」であります。

早稲田祭運営スタッフは、基本的に1年生と2年生が主体(実働部隊)となり活動をしており、3年生会員は僅かしかいません。

「2年間運スタに在籍しなければ本当の運スタの楽しさを味わえない。」と言う人もいるくらい、運スタ2年目は重要な役割を担っており、やりがいのある年なのです。

大学1年までに部署の同期と結束を深めた私は、何の躊躇いもなく2年目も運スタを続けることを決めました。

大学1年の3月、ちょうど年度が変わる今の時期、運スタ内で行われること。それは組織編成と人事です。チーム内での役職が決まる時期です。

私は1年生の時に比較的積極的に活動に参加していなかった人間なので、役職はもらえないだろうと考えていました。

しかし上の人間から、5つのプロジェクトの統括に任命されました。運スタの方ならわかると思いますが、かなり珍しいタイプです。

そんなに運スタにコミットしていなかった人間が、周りの人間より多くのプロジェクトの統括を任されたのです。とにかく任されたのなら仕方がありません。やるしかない。あまり深く考えずに引き受けました。

 

4月になり、私を待ち受けていたもの、それは膨大な量の企画書作成です。

運スタは単年度組織であるため、前年度に行っていた企画に関しても、次年度に再度企画書を作成し、役員会の承認を得なければなりません。それに加え、私が担当しているプロジェクトのうち2つは、今まで行われてこなかったプロジェクトであったため、1から企画書を考えなければならず、かなり苦労しました。

 

5月、運スタの新歓期です。私はというと...何もしてませんでした。あまり興味がなく、新歓に意欲的なチームメンバーが新歓を担当していたので、その子たちに全部任せていました。5月の私は、自分の専門分野(学部)の授業が面白くなってきたので、図書館に籠って勉強したり、運スタ以外のコミュニティでできた友達と遊んだりしていました。

 

6月、後輩たちがチームに配属され、私にも「直属の部下」ができました。新歓期に運スタの活動にあまり参加しなかった私は、チームの後輩から存在すら知られておらず、「幻の先輩」とされていました。さすがに6月になると活動が本格化するため、私も徐々に運スタに本腰を入れ始めて毎週顔を合わせることで、後輩たちとも徐々に仲良くなりました。

後輩たちは本当に良い子ばかりで、私にはもったいないくらいの後輩でした。

今はそこまで連絡を取らなくなってしまいましたが、ここでお礼を言わせてください。

後輩たち、本当にありがとう。君たちのおかげで楽しい運スタ生活を送れました。それなのに迷惑かけてばかりの先輩で本当にごめんなさい。

 

話を戻します。

8月になり、夏休みが来ました。私は帰省したくて仕方がなかったので、参加する必要性を感じないレクリエーションはすべて欠席し、最低限の仕事をテレワークやネット会議でこなすことにして、すぐに帰省しました。

そんな時に他部署の人間からこんな声が上がりました。

「あいつは2年目の運スタのくせにレク(レクリエーション)に参加しないのはけしからん。辞めてしまえばいいのに。」

後ほど述べますが、ここに運スタの悪いところが詰まっている気がします...

そんなことを言われながらも私は夏季休暇を存分に満喫しました!

 

9月、さすがに忙しくなってきます。自分にしかできない仕事だけは必ず完璧にこなして、レクリエーションにはあまり参加しなかった私もこの時期になるとさすがに毎日運スタの活動に参加し、早稲田祭に向け仕事をする日々となりました。

 

そして他部署の人間からこんなことを言われるようになります。

「あいつ誰だよ笑」

「えっ?!あいつ統括なの?笑」

「1年目かと思った笑」

まぁ仕方ないですけどね〜〜。運スタのごく少数が重要視するレクリエーションにはあまり参加していませんでしたから。

それでも自分の仕事に関しては完璧に仕事をこなしていたので、気に留めないようにしていました。(お給料をいただいて、仕事をする場合にこの理論が通用しないことは当然承知です。)

当時の私は、そんなことを言ってくる運スタガチ勢の呼ばれる方々に対して飽き飽きしていて、尖っていたし、それは向こうにも伝わっていたので直接は言ってきませんでした。

 

ここで、運スタ2年目を経験し、見えてきた運スタの実情をまとめます。

1つ、「運スタにコミットしない人間を貶す方が、ごく僅かに存在する。」

参加したくないレクリエーションには参加せず、自分の仕事に関わるミーティングは必ずコミットするというスタンスだった私でも、馬鹿にされることがあったのです。

 

私の考えを申せば、運スタはあくまでサークルであり、仕事ではありません。自分が引き受けた仕事は確実に完遂する義務があると思いますが、それ以外を強要するのは違うと思うんです。目に見えた活動への参加(レクリエーションへの参加など)だけで、個人を判断するのは間違っていると感じました。

私以外にも、仕事はしっかりしているのにレクやミーティングに不参加のため、馬鹿にされるという方を見てきたので。

正直、運スタを辞める人間が多かったのはこのような雰囲気に起因しているとも考えます。

早稲田祭の実現という社会的責任を負っているサークルであることは十分承知ですし、それを意識しながら活動していましたが、楽しむためのサークルがストレスの原因になっていると感じる場面が、少なからずあったことは告白しておきます。

 

他にも言いたいことはあるのですが、大好きな運スタという組織を貶すのは絶対に嫌なのでここまでにしておきます。今ではこのような雰囲気が改善されていることを切に願うばかりです。

 

話を戻します。そして一気に早稲田祭当日まで飛ばします。

私が2年生の頃の早稲田祭はというと、、、

大成功でした!

本当に楽しかった。2日間、自分の担当するプロジェクトは何のトラブルもなく成功しましたし、何よりチームのみんなが笑顔で早稲田祭を終えられたことが本当に嬉しかったです。

チームの同期や後輩に恵まれ、最高の早稲田祭を経験できたことは、これからの自信にも繋がりました。

 

さらに、早稲田祭の成功のために働く意識はそのままに、運スタという組織を客観的に観察する気概を忘れない、ある種の「運スタのアウトサイダー」という自負もありました。

どの組織に属するにおいても、客観的視点を忘れない人間になろうと思えたのも、運スタを通して得られたことです。

 

早稲田祭、年に1回早大生が1つになれるお祭り。もちろん私が大好きなイベントです。

色々なしがらみはあると思いますが、後輩スタッフの皆さんを心から応援しています。

 

早稲田祭2020、どんな景色が見られるのか楽しみです。